絆や信頼だけでは守れないもの…

サポートセンターの小山です。弊社ではこの冬から世田谷支部で毎月セミナーを開いています。いわゆる「終活」は、よりよく生きるためのものであり、そのために準備できることがあるということ、知っていてほしい知識などをお伝えしています。そうした活動の中で支部のメンバーがつないでくれたご縁があり、先日、世田谷区成城地域包括支援センター(成城あんしんすこやかセンター)の活動のひとつ、「きらきらミーティング」で講師をさせていただきました。

成城の「きらきら」は、認知症のご本人やご家族、そうした方々を支えたいと考える人などが集い、意見交換できる安心の場。散歩に出たり座学や運動があったり…で2カ月に1度開いているそうです。10人ほどの参加者のみなさんに、認知症になってもならなくても、安心して暮らし続けるために、もしものとき、信頼できる誰かに自らの思いや基本情報が伝わるようにしておく必要性があることと、その「信頼できる誰か」は、「後見人」の可能性もあることをお伝えしました。

どんなに仲が良いお隣さんでも、どんなに絆が深い友人でも、たとえ家族でも、ご本人の権利を守るには法律に基づいた約束事を守らなければならないことがあります。地域や人とのつながりは大変大事ですが、それだけでは守れないものがあり、それだけでは真の安心はつくれないときもあることを分かりやすく…お話できたかどうか…。「成年後見(法定)」は、使い勝手が良くなるよう改正されることにはなっていますが、まだまだ他人事と思われがちなのか、認知症を取り巻く学びやシステムづくりの場で、意外とすっぽり抜けている事例をよく見ます。使うかどうかはご本人の意思や状況によりますが、まずは制度について正しい情報を持っていることが大事。これからも、まずは知識を持ってもらう活動を地道に続けてまいります。(2026.6.26)

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