日本生前相続サポートセンターの小山です。7月29日、山梨県の甲府市総合市民会館にて、セミナーを開きました。山梨支部の活動を広げていくため、行政書士の皆さんなど10人ほどが出席しました。
「生前相続と人生設計」と題してセンターの木村和彦代表理事が話しました。ご高齢の方、障がいのある方などが生涯安心して平和に暮らせる世の中にするための手段の一つである家族信託について、実例を挙げて、聴講者と一緒に考えながら解説。「生前相続は、行政書士一人ではできない。ほかの専門家などとチームを組んで、お客様の安心のための契約をつくっていくもの」と語りました。お客様がお元気なうちにどれだけ多くを聞き取り、備えられるかが、認知症になったりお亡くなりになった後の状況を左右していくわけですが、それにはまず、じっくり話して信頼関係をつくることが大事、とも訴えました。
続いて、近年変わりつつあるお墓の状況について、曹洞宗種月山 耕雲院の河口智賢副住職(お寺でご葬儀が入ってご本人はお見えになれませんでした)の資料に基づいて、新谷淳一行政書士が解説。12年前には9割以上を占めていた一般のお墓が26%にまで減り、永代供養や樹木層が6割を超していることが紹介されました。