「人生の終わりは自分で決める」①

日本生前相続サポートセンターの小山です。8月5日、諏訪市地域医療・介護連携推進センター「ライフドアすわ」の6周年記念講演会「人生の終わりは自分で決める」を聴講してきました。リビングウィルや、人生会議とも呼ばれるACPについて聞きました。新しい情報がいっぱいでした。

リビングウィルは、最後まで自分らしく生きるための希望を表明する文書。人生の終末における医療やケアについて、まずは自分で考えて、家族、次いで医療関係者と話し合うというサイクルを繰り返してよく練って、代理判断者を選び、書面に残すというものです。この日は、リビングウィルの「諏訪市版」のお披露目がありました。

リビングウィルもまた、文書として残しておけるのは、遺言書同様、認知症になる前の段階ということになります。人生の終わりの医療について、対話が必要だと思っている人は9割にもなるのに、実際話し合ったことがある人は3割ちょっととのことでした。家族にとっては、命にかかわる重大な決断、例えば胃ろうひとつとっても、すると決めれば「生きている間最後に苦しい思いをさせたのでは」、しないと決めれば「生きられたのにそうしてあげられなかったのでは」と、どっちにしても後悔が残ることになります。そうならないために、自分で意思を示しておこうーというのが、リビングウィルが必要な理由の一つです。

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