日本生前相続サポートセンターの小山です。講演会の後半は、「諏訪市版リビングウィル」のお披露目がありました。必要だとは思っていても、人生の終末における医療やケアにおいて、家族などと話したことがある人は3割ちょっとという結果ですが、諏訪市が公式に出したひな形があれば、より話しやすくなるかもしれません。
リビングウィルを書くにあたっては、「代理判断者」を決めることが必要です。多くは配偶者や子どもが選ばれますが、おひとりさまの方、ご家族には頼めない事情の方などの場合は、わたしたちサポートセンターが代理判断者となることも想定されますね。
ライフドアすわが目指す、「誰もが元気に安心してくらせるまちづくり」。わたしたちサポートセンターの「お年寄りや病気を持った方たちが、一生涯安心して平和に暮らせる世の中をつくる」と重なる部分があります。医療や介護の分野で活動する人たちでつくっているライフドアと、医療や予防の力をもってしても認知症になった場合に備えた支えを考えるわたしたちサポートセンター。互いの活動を広げていって、どんな場合にも「安心」がある地域づくりにつながったらいいな、と思いつつ講演を聞きました。