日本生前相続サポートセンターの小山です。実は私、この1年半、仕事をかけもちしていました。昼過ぎまでは行政書士、午後は新聞社で編集者として働き、夜また行政書士に戻るという生活でした。新聞社には2000年から勤めていたのですが、昨年11月をもって退職、行政書士に一本化しました。二足のわらじをはくにあたって、双方の会社から理解と協力を得られたことは本当に幸運でした。
四半世紀務めた新聞社は、長野県の諏訪地域と上伊那地域の一部でだけ発行している小さな新聞です。入社して5年間は記者をしていましたが、この時の経験が、行政書士としてとても役に立っています。初対面の方のお宅にお邪魔して、お話を聞いて持ち帰り、まとめる…という流れがそっくりなのです。伝えたいことを文章にする作業も、外国人のビザ取得で使う書類作りに通ずるものがあります。まったくの異分野で経験が生かせるとは思ってもいませんでした。
最もありがたかったことは、新聞社の皆さんがあたたかかったこと。私が課長を辞めてパート社員にしてもらったことで負担が増えた人もいたのですが、変わらず接していただきました。ちょっとしたことにも皆「ありがとう」の言葉が出る、働きやすい職場で、退職の日もあたたかく送り出してもらいました。人の役に立ちたい、地域を良くしたいという思いはどちらの職場にも共通しています。世の中がより良くなるように励もうと、背中を押してもらっています。(2025.1.5)