ちょっと脱線:お盆の思い出

日本生前相続サポートセンターの小山です。お盆の諏訪湖畔は観光客でにぎわっています。あすは諏訪の花火大会。私が子どもの頃は今のようにチケット入手が困難ということはなかったので、毎年両親と見に行っていました。花火が降ってくるような近さの席に座り、夏の終わりを見送る(当時はお盆過ぎれば涼しかったのです)…特別な時間を過ごした思い出です。

諏訪の旅館街を車で走って渋滞の列とすれ違い、帽子や日傘をさして横断歩道を行き交う人たちを見ていたら、「あしたの花火を見に泊まりに来たのだろうな。いい思い出を持ち帰ってほしいな」という思いが湧きました。花火を見た子どもたちが大人になった時、花火を見た大人たちが日常に戻った時、暑くてまぶしくて楽しかった夏の記憶が何かの力になるかもしれない。よりよい人生を送る人がひとりずつ増えていくことで、世の中がひとつずつ良くなっていくかもしれない…。

先日、高校からの友人が言っていました。平和に関しての考えですが、「個々にできるのは小さなことでも、世界中でその小さな願いを持ち続けることでなにかが変わる」。まったくの同感です。私がいつも思うのは、年齢を重ねていくことで生ずる不安を、生前サポートや遺言書作成を活用して軽くしていくことで、よりハッピーな毎日を過ごす人が増えれば、世の中もより良くなるのではないか、いや、世の中をより良くするには、地道だけれどそれがいちばんの近道ではないかということ。世界平和も、よりよい社会も、小さな積み重ねでつくられていくと信じています。終戦の日を前に、諏訪を訪れたみなさんが楽しく過ごせますようにと願ったのでした。(2025.8.14)

 

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