ピーターラビットのお母さん

日本生前相続サポートセンターの小山です。子どものころ読んでいた、「ピーターラビットのおはなし」を、下諏訪町立図書館で発見。懐かしく読み返しました。そこで知った衝撃の事実! ピーターのお父さんは、マグレガーさんにつかまって、ウサギのパイにされていたのです! かわいいばかりのお話かと記憶していましたが、結構怖い…。

というわけで、ピーターはお母さんに育てられています。家族はほかに、フロプシー、モプシー、カトンテイルの3姉妹。彼女たちはお行儀がよくて、ピーターのようにマグレガーさんの畑に忍び込んで野菜をかじったりはしません。母親はおそらく、夫が遭遇した事故のこともあり、用心深く暮らすでしょうから、長生きしそうです。そうなると対策しておかなければならないのが認知症にまつわる不便です。家族信託がいいでしょうか…任意後見がいいかな…。家族と話し合わなければなりませんが、フロプシーはしっかり者のようですから、彼女を受託者として家族信託してもよさそうですね。そうすれば、お母さんが認知症になっても、銀行(出てきませんけどね)に預けた木の実が受け取れなくなる心配はありません。子どもたちがそれぞれ独立して、お母さんの古いおうちを引き払った場合も、そのおうちを売ったり貸したりすることもできます。

きょうだいが多いですし、遺言も必要ですね。ピーターはいたずら坊主であまり計画性があるようには思われないので、お金を持たせるとなるとちょっと心配。お母さんは、どんな内容を選ぶでしょうか…。預金はお母さん譲りのしっかりものの姉妹で分けて、ピーターには不動産をあげたほうがいいかもしれませんね。相続税が発生する額の遺産なら、不動産だけをもらったピーターが払えなくならないように、手当ても必要ですけれどね…。

今後は、ちょっとずつ本も紹介していけたらなと思っています。

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