日本生前相続サポートセンターの小山です。桜が満開です。こぼれんばかりの花の下に立つと感慨深い気持ちになるものですが、この春は特に、これまでとこれからに思いをいたしております。このお仕事をしていると、たくさんのお客様に出会うと同時に、お別れもあります。去年ここで桜を見たときはこうだったな、来年はどうなっているかな…もちろん、お客様も自分もです。
私にとって冬は、木々や水だけではなくて、ものごとも凍結保存されているような感覚があります。静かに安定した季節です。それが春になって動き始めると、ある種居心地が良かった冬眠状態から目覚めて、変化に向かう…そんな印象があります。春が、明るいと同時に寂しさも感じさせるのは、ずっと今までのままではいられないということを実感させられるからでもあるのかなと思います。桜はその象徴ですね。
冬の間に亡くなられたお客様の死後事務と相続が一段落しそうです。サポートセンターと契約していただくことで、安心して旅立たれたのであればよいなと思いつつ。空の上からも桜は見えているでしょうか。(2025.4.17)